生まれも育ちも正反対な二人を中心に描いた、ラブサスペンス漫画「ホタルの嫁入り」。
橘オレコ先生により描かれる魅力的な登場人物と、緻密に作りこまれた設定や世界観が大人気の作品です。
そんな「ホタルの嫁入り」にはどんな登場人物が出てくるのか、どんな関係性なのか、とても気になりますよね。
今回はキャラ一覧と、人物同士の相関図を画像付きでまとめて一挙解説。
既に読んだことのある方は、これをみれば物語への理解度がぐっと上がること間違いなし!
未読の方にもどんな作品かわかりやすいキャラ一覧と相関図になっていますので、ぜひ見てみてくださいね♪
Contents
ホタルの嫁入りのキャラ一覧
時は明治、主人公は心臓を患い余命わずかな伯爵家の娘・桐ケ谷紗登子。
継母と異母妹との関係も悪い中、愛情深く育ててくれた父に恩返しをするため、家のためになる結婚を望んでいます。
物語は、そんな紗登子が誘拐され、命の危機に瀕するところから開幕。
どうにか助かるため、紗登子は雇われの殺し屋・後藤進平に、結婚と引き換えに命を助けてくれるよう交渉します。
生きて家に帰るために始まった、良家の令嬢と殺し屋の逃避行を描いた作品です。
桐ヶ谷 沙都子
出典:X 橘オレコ@4/18
紗登子は伯爵の位を持つ桐ケ谷家の令嬢で、今作のヒロインです。
誰もが振り返る美貌を持ちながらも、多くの教養を身につけ、家柄もいい、一見完璧な令嬢です。
しか紗登子は心臓を患っており、残された命の時間が長くありません。
そんな紗登子の望みは、桐ケ谷家のためになる結婚をすること。
聡子は自分のことを、病を患い家の迷惑になってきたと感じており、それでも愛してくれた父親に恩返しをしたいと考えているのです。
親思いで努力家な反面、折り合いの悪い異母妹の美和子の挑発に正面から言い返す、勝気な性格でもあります。
誘拐された先で命を守るため、殺し屋・後藤進平に結婚を申し込むなど突拍子もなく大胆な一面も。
転んでもただでは起きない、芯の強い女性です。
後藤 進平
出典:X 橘オレコ@4/18
今作のヒーローである後藤進平は、金で雇われる殺し屋です。
紗登子を殺すために誘拐犯に雇われていました。
平然と人を殺し、笑顔もなんだか不気味な様子の後藤。
結婚すれば桐ケ谷の財産を好きにできるという紗登子の交渉に乗るなど、お金への執着が垣間見えます。
しかしその実態は、愛が重すぎる男!
本人にも自覚があり、紗登子と婚約すると決めてからはとにかく紗登子のために行動しますが、どうにもサイコパス味が拭えません。
桐ヶ谷 美和子
出典:WalkerPrus画像14
美和子は紗登子の妹ですが、母親が違います。
かわいらしい容姿の反面、体の弱い紗登子を馬鹿にしたり、裏で他人の悪口を言ったりと性格には難のある様子。
お金持ちであること、容姿が整っていることを鼻にかけ、稽古事もさぼっているようです。
まさに最近流行りの悪役令嬢のような存在ですが、口では紗登子に敵わずやり込められてしまいます。
母親にはかわいがられており、一緒になって紗登子を目の敵にしているようです。
沙都子の父と継母
出典:WalkerPrus画像22・画像27
紗登子の父である桐ケ谷家当主は、非常に穏やかな性格です。
前妻の子で体の弱い紗登子はもちろん、後妻の子美和子のことも大切な娘だと思っているのがセリフの雰囲気から分かります。
また紗登子は絶対に生き延びる、と紗登子よりも信じているのです。
反対に継母は紗登子を疎ましく思っている様子が伺えます。
その表情から、紗登子の殺害を企てたのはこの人なのではと疑ってしまうほど。
その冷徹な表情に身震いしてしまいますね。
小川 康太郎
出典:WalkerPlus画像32
小川康太郎は紗登子の用心棒を勤める青年です。
物静かで表情の変化があまり大きくないですが、紗登子に対してはかなり心配性な様子です。
紗登子とは幼い頃からの付き合いで、特別な感情を抱いています。
紗登子の誘拐により責任を追及された康太郎が今後、どう物語に関わってくるのかはかなりの注目ポイントになっています。
小川康太郎については、橘オレコ先生のXアカウントにて「お嬢様と用心棒」という漫画を読むことができますよ♪
遊女 朝霧
紗登子が誘拐されてきた天女島の、いせ吉という店で働く遊女です。
人気ナンバーワンの遊女であるにもかかわらず、何十年も身請けを断るどころか客も取らずやりたい放題。
天女島で幅を利かせるヤクザにすら反抗する、気の強い女性です。
反面、非常に聡明で島でのことはなんでも把握しており、分からないことが多い人物となっています。
ヤクザのボス的な存在である三枝とは、何か個人的な関係があるようです。
ヤクザ 三枝
出典:WalkerPrus画像42
紗登子を誘拐した一味のリーダーを務めていた男性です。
天女島でもかなりの権力を持っており、島のあらゆることを支配しているようです。
後藤とは元々知り合いだったものの、紗登子を殺さず逃げたことで恨みを持っています。
しかし何やら思惑があるようで・・・?
遊女朝霧とも何らかの関わりがあるようですが、詳しいことはよく分かっていません。
いせ吉店主 山本
紗登子が働くことになる遊女屋・いせ吉の店主です。
いせ吉は天女島の遊女屋の中でも、最もランクの低い店とされています。
山本は突然押し掛けた紗登子のことも快く引き受けてくれる好々爺ですが、彼はとにかくお金が大好き!
お金のためなら約束をすっぽかしてしまうこともしばしばあります。
後藤とは前々より親交があるようで、ある程度の願いは聞いてくれる関係のようです。
遊女 ゆかり
いせ吉で働く遊女で、ナンバー2の人気を誇ります。
新入りの紗登子が気に入らずきつく当たってくる、少々高慢な性格です。
自分は直接かかわらず、取り巻きに命じていじめをさせるので、少し性格が悪く見えてしまいます。
過去には後藤と体の関係を持ち、特別な感情を寄せているため、紗登子をとにかくいびります。
彼女の過去の詳細は明らかになっていませんが、何やら闇がありそうな人物です。
遊女 あおい
いせ吉の遊女ですが、少し小太りであまり人気がありません。
ゆかりや客から容姿を馬鹿にされており、根深いコンプレックスを持っています。
好きな人すらもゆかりに取られてしまうなど、苦しみを抱えた人物です。
容姿に自信がないからこそ、美人な紗登子を羨み、当たり散らしてしまう場面も。
自分が苦しいあまり少々視野が狭くなってしまっていますが、悪い人ではないようです。
ホタルの嫁入りの登場人物を画像付き相関図で紹介
紗登子は誘拐犯から生き残るために、殺し屋である後藤との婚約を提案します。
あくまでビジネス的な婚約なのですね。
反対に後藤は、紗登子の大胆な行動にかなり初期から好意的な感情を持っており、幸せにすると明言しています。
今後の展開で、紗登子の後藤に対する気持ちがどのように変わっていくかが気になりますね!
また、桐ケ谷家の継母や美和子との関係、天女島の住人たちの関係も描かれていくと思います。
まだ明らかになっていないゆかりの過去や、三枝と朝霧の関係などが明かされるのでしょうか?
また、紗登子は無事天女島を脱出し、桐ケ谷家へ帰ることができるのでしょうか?
今後の展開が楽しみですね♪
まとめ
「ホタルの嫁入り」はまだまだ明かされていない登場人物の過去も多く、今後の物語がどうなるのか楽しみな作品です。
登場人物がとても多いので、キャラ一覧で予習や復習をしながら読むとより楽しめるかもしれません。
読んでいる途中で人物の関係性が分からなくなったら、相関図でしっかりチェック!
キャラ一覧と相関図を上手に使えば、「ホタルの嫁入り」の世界がよりよく楽しめますよ♪
ぜひ「ホタルの嫁入り」を楽しく読んでくださいね!